フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が、自分が2018年シーズン後にF1を離れることにしたのは、F1を続けることで「自分の時間を無駄にしている」と感じたためだったと語った。
いったんF1を引退したアロンソは、その後WEC(世界耐久選手権)、インディ500、ダカール・ラリーなどいくつかの異なるカテゴリーに参戦していた。しかし、2年のブランクをへて、今年はアルピーヌでF1復帰を果たしている。
だが、ブランクに加えて39歳という年齢のせいもあるのか、2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソもまだ本来の力を発揮することはできていない。
しかし、今季のF1第6戦アゼルバイジャンGP(6日決勝)が開幕を迎えたバクーにおいてアロンソは次のように語った。
「パフォーマンスに関しては心配していないよ。考えていた以上に満足できているし、全てのレース週末を本当に楽しんでいるよ。レースがないとさびしいくらいさ」
現時点ではまだF1に完全に再適応することができていないアロンソだが、自分には2019年と2020年にF1から離れることが必要だったのだと次のように続けた。
「やめることが必要だったんだ」
「僕はそれまでF1で連続18シーズンを戦ってきていたけれど、完全に専念することがすごく難しくなっていたんだ。それに加えて、僕にはほかに挑戦できることがあったし、僕にはそうすることが必要だったんだ」
「僕はF1で自分の時間を無駄にしているとさえ感じていたんだ。でも、今は復帰し、より満足できているよ。今の僕は毎週末を気兼ねなく楽しむことができているんだ」