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フェルスタッペン活躍の陰にガールフレンドの存在?

2021年05月25日(火)19:45 pm

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、今の自分にはルイス・ハミルトン(メルセデス)に勝てるだけの「精神的強さがある」と語った。

■ハミルトンがフェルスタッペンに心理戦をしかけた?

ハミルトンは先週末のF1モナコGPを迎える前に、いつかフェルスタッペンとコース上でクラッシュするのではないかと心配していると語っていた。

これはハミルトンが2021年のタイトル争いのライバルであるフェルスタッペンに対して行った「心理戦」のひとつだと考えられている。

しかし、ハミルトンはモナコでは意外なほどに調子が上がらず、優勝を遂げたフェルスタッペンにポイントランキングで逆転を許してしまった。

フェルスタッペンはモナコGP決勝後に、明らかにハミルトンのコメントを意識しながら次のように語った。

「言葉よりも行動が物を言うんだ」

そのフェルスタッペンのコメントについて質問されたハミルトンは、ライバルとの「子供じみた」議論に加わるつもりはないと答え、次のように続けた。

「僕は心理戦など行っていないよ。レッドブルが素晴らしい仕事をした。ただそれだけさ。まだあと17レースもあるしね」

「僕は言葉の争いに巻き込まれるつもりはないよ。そんなの子供じみているからね」

■モナコで予想外の苦戦を強いられたハミルトン

一方、チームメートのバルテリ・ボッタスが週末を通してより競争力を発揮していたこともあり、ハミルトンがモナコで苦戦した理由が分からないという声も多くささやかれている。

実際のところ、レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)ですら、ハミルトンがアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーの後ろでずっと為す術もなく走り続けていたのが意外だったと述べているほどだ。

イタリア人ジャーナリストのジョジオ・テルッツィは次のようにコメントしている。

「モナコでのハミルトンは、悲しげで、混乱し、うんざりし、少し弱々しい印象を受けた」

「彼はF1タイトルを狙うドライバーのようには見えなかった」

イタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』も次のように報じている。

「ハミルトンは自分の影のような存在だった」

「フェルスタッペンがハミルトンと戦えるのかどうかはまだ分からないと考えていた者は、モナコでその答えを得た」

■ガールフレンドの存在がフェルスタッペンのプラスに?

フェルスタッペンと同じオランダ出身の元F1ドライバーであるクリスチャン・アルバースは、今のフェルスタッペンはサーキット内外において充実していると考えている。

アルバースはオランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。

「落ち着きと集中があるのを見てとることができる。彼がより強くなり、より成長していることが本当によく分かるよ」

「今の彼には素敵なガールフレンドがいるが、彼女が彼のために良い基盤を作ってくれているのかもしれないね」

アルバースが言及したフェルスタッペンのガールフレンドとは、3度F1王者となったブラジル出身元F1ドライバーであるネルソン・ピケの娘、ケリー・ピケのことだ。

ちなみに、ケリー・ピケは以前レッドブルやトロロッソで走っていたロシア人ドライバーのダニール・クビアトと交際していた時期があり、この2人の間には娘も生まれている。だが、ケリーとクビアトの関係は2019年末に終止符が打たれ、2020年の10月ころからケリーとフェルスタッペンの交際がスタートしたと伝えられている。

ともあれ、レッドブル首脳でありドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコも現在のフェルスタッペンが非常に精神的に充実しているのは確かだと次のように語っている。

「今のマックスはかつてなかったほどに成熟しているよ」

■タイトル争いができることを証明できたフェルスタッペン

17歳でのF1デビューが大きな話題となったフェルスタッペンもすでに23歳となっている。フェルスタッペンはその成長ぶりを示すかのように次のように語った。

「僕はハミルトンのゲームを恐れたりなどしていないよ。僕には彼を倒すだけの精神的強さがあるからね」

「モナコでは、僕たちが本当にタイトルを目指して戦っていることを証明しなければならなかった。そして、それをやってのけたんだ」

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