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F1アゼルバイジャンGPでレッドブルのウイングに抗議する用意があるとメルセデスのボス

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフが、バクーで開催される次戦F1アゼルバイジャンGP（6月6日決勝）において「フレキシブルウイング」に関する正式な抗議を行う用意があると警告した。

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F1統括団体であるFIA（国際自動車連盟）は、いくつかのチームが高速走行中に大きくたわむウイングを使用しているとの疑いがあることから6月からさらに厳しいテストを導入することを発表している。

だが、伝えられるところによれば、FIAが新たな検査基準を導入するのは早くても第7戦フランスGP（6月20日決勝）からとなるようだ。

つまり、大きくたわむリアウイングを使用していると考えられているレッドブルは、次戦アゼルバイジャンGPまではそのウイングを使用することが可能となるわけだ。

「レッドブルのウイングに関する曖昧さが彼らにバクーでアドバンテージを与えることになれば、我々はスチュワード（レース競技委員）に問い合わせることになるだろう」

今季のF1第5戦が行われた先週末のモナコでそう語ったヴォルフは次のように続けた。

「もしそれで十分ではなければ、我々はFIA国際控訴裁判所に持ち込むつもりだ。だから、FIAはバクーの前にこの問題を明らかにすべきだと思うし、もしこれが実現しなければ、大きな混乱が起こるかもしれないよ」

一方、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、逆にメルセデスF1マシンのフロントウイングは高速走行時に目に見えてたわんでいるとやり返している。

これに対し、ヴォルフは次のように主張している。

「我々は自分たちのフロントウイングを分析したが、彼ら（レッドブル）のものとほとんど同じだよ」