F1第5戦モナコGP決勝レースを終えて、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のようにコメントした。
●【F1第5戦モナコGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「2021シーズン第5戦となるモナコGPで、1992年のセナ選手以来となる勝利を挙げることができました」
「モナコのストリートコースで戦う特別なレースで、また過去にHonda F1として多くの歴史を残してきたモナコGPで優勝でき、大変喜ばしい気持ちでいっぱいです。レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手にとってのモナコでの初表彰台、そして初勝利をチーム一同で祝福したいと思います」
「ポールポジションのルクレール選手(フェラーリ)がトラブルで出走できないなどの要因もありましたが、今日はフェルスタッペン選手とレッドブル・レーシングのマシン、ストラテジー、そしてHondaのPUがきちんと機能しました」
「ペレス選手も力強い走りを見せ、車の速さとチームの見事なストラテジーを活かしてスタートグリッドの9番手から大きくポジションを上げる4位でフィニッシュし、チームにとって大きな意味を持つポイントを獲得となりました」
「また、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は最初から最後までハミルトン選手を抑え込む走りで6位と、こちらもいいレースを見せてくれました」
「角田選手はスタートにハードタイヤを選択し60周以上もマネージするなど、この難しいサーキットを完走することで、多くのことを得てくれたと思います。レース中、前が開いたところでかなりいいラップタイムを刻むなど、速さも見せてくれましたが、全体としてはストリートサーキットでの予選ポジションが影響し、我慢のレースだったと思います」
「Hondaとしてはフェルスタッペン選手およびレッドブル・レーシングとともにチャンピオンシップをリードする形となりましたが、まだまだここから長いシーズンが続きます。この先の戦いに向けてチームとともにさらにパフォーマンスを向上するため、全力を尽くして臨みます」
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