F1第5戦モナコGP予選を終えて、地元でポールポジションを獲得したシャルル・ルクレール(フェラーリ)はクラッシュによるダメージを心配し、「複雑な心境」だと認めた。
●【F1第5戦モナコGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
最速ラップを保持したまま最終アタックを行っていたルクレールだったが、プールサイドシケインの出口でミスをして激しくクラッシュさせてしまった。これによりセッションは赤旗終了となり、ルクレールは地元モナコで暫定ではあるものの初ポールポジションを獲得した。
ルクレールにとっては2019年メキシコGP以来のポールポジションとなるが、「ウォールで終えたのは残念だよ!」と「複雑な心境」を認めている。
「今日は複雑な気持ちだよ。ここでポールを獲れたことは素晴らしいことだよね。Q3のファステストラップにはとても満足してるよ。最初のセクターは理想的ではなかったけど、2番目と3番目はうまくまとめられたからね。もっとうまくやれると分かっていたから、最終ラップはハードにプッシュしすぎて残念ながら壁にぶつかったんだ。今僕たちにできることは、受けたダメージによりペナルティにならないことを願うことさ」
「もちろん、このパフォーマンスは心強いけど、このトラックがSF21の特性に非常によく合っているから、一時的なものだと思う。それが今日とても競争力があった理由さ。チャンピオンシップをリードする2チームのレベルにはまだ達していないことを心に留めておく必要があるけど、今のところ、今日最大値を引き出したことは素晴らしいことだね」
「結果がどうであれ、明日はすべてを捧げるよ。ホームサーキットで、周辺にいるファンに会えるのは素晴らしい気分だよ。ここはモナコだ、レースは非常に予測不可能だし、ドライバーにとっても特に周回数が多いレースはチャレンジングだ。大きな挑戦だし、良い結果を得るためにすべてをまとめようとしているよ」
ルクレールも心配しているマシンのダメージだが、フェラーリは初期検査で「深刻なダメージはない」としているが、レース直前までチェックを続けるようで、まだ分からないが、現在のところ最も優勝に近いポールポジションからスタートする予定だ。