F1第5戦モナコGPの初日が開幕し、フリー走行2回目が行われた。天候は快晴だ。
●【F1第5戦モナコGP】フリー走行2回目のタイム差、周回数
トップタイムはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)で、フェラーリは久々のワンツーでセッションを終えた。3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。
■角田裕毅、壁にクラッシュ
この日、初めてモナコを体験した角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、11周を走行したところでプールサイドシケインの出口でマシンをスライドしてしまい、右リアタイヤを壁にクラッシュしてしまった。
マシンに大きな破損はなかったが、サスペンションだけではなくギアボックスやエンジンへのダメージが懸念されており、ガレージへ戻ってからはタイヤを外し、コース上へ出てくることはなかった。
角田はまだソフトタイヤを一度も履いていない唯一のドライバーとなってしまい、土曜日のフリー走行3回目の60分間だけでコースの習熟とマシンのセットアップを決めなければならない。
■ミック・シューマッハも壁にヒット
また、角田裕毅と同じルーキーのミック・シューマッハ(ハース)はセッション終盤、「カジノ」コーナー手前のターン3「マスネ」の壁に右リヤを激しくヒットしてタイヤをパンクさせてしまった。
シューマッハはパンクしたままなんとかピットまで戻ろうとしたものの、トンネルを抜けた先のヌーベルシケインを曲がらず真っ直ぐ進んでエスケープゾーンでマシンを止めた。
しかし、トンネルを抜けたあとのハードブレーキングゾーンはクラッシュが発生しやすく、多重クラッシュが起こることも考えられ、セッションは赤旗となりここで終了となった。
■トップは地元ルクレール
このセッションのトップタイムは地元モナコ出身のルクレール、さらに2番手にはサインツが入ったことで、フェラーリは久々にワンツーでセッションを終えている。まだ初日とはいえ、メルセデスとレッドブル・ホンダの2強を抑えての好結果にティフォシの期待は膨らんでいることだろう。
ルーキーイヤーで注目の角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)と、F1ラストイヤーのホンダ勢の結果は以下のとおり。
■レッドブル・ホンダ
4番手 マックス・フェルスタッペン
8番手 セルジオ・ペレス
■アルファタウリ・ホンダ
7番手 ピエール・ガスリー
20番手 角田裕毅