現F1チャンピオンのルイス・ハミルトンとメルセデスとの現在の契約は2021年シーズンのみの単年契約となっている。しかし、メルセデスを率いるチーム代表のトト・ヴォルフは今年限りでハミルトンとの関係が終わることは「想像できない」と語った。
昨年、ミハエル・シューマッハの持つ歴代最多タイトル獲得記録7回に並んだハミルトンだが、今年その記録を8回に伸ばしてF1を引退する可能性もあるのではないかとうわさされている。
だが、ハミルトンは先週末に2021年以降もレースを続けたいという意思を明確に表明しており、このことがF1界に少なからず波紋を呼んでいる。
こうした中、ヴォルフはドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。
「現時点においては、我々がもうしばらく一緒に続けることがないとは想像できないよ」
ヴォルフはハミルトンとメルセデスとの関係について次のように付け加えている。
「彼はそれを楽しんでいるし、私も楽しんでいる。チームも楽しんでいる」
しかし、ハミルトンは先週末、自分の将来については「かなり自発的」に決めるつもりだとも語っており、メルセデスでのF1残留に関して現在の考えが変わる可能性があることも示唆している。
そのことについて質問されたヴォルフは次のように答えている。
「彼の気が変わるかもしれないが、現時点では出帆の準備は整っているよ」