F1第3戦ポルトガルGP(アルガルベ・サーキット、決勝5月2日)を前に、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が次のようにコメントした。
■セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「先日のイモラでのフロントロー獲得は、僕自身の前進を感じられたという意味でとてもうれしいものだった。レッドブルとの2戦目という短期間で、マシンのポテンシャルを最大限に引き出し、あそこまでの速さを見せられたことに自分でも驚いているよ。
また、自身のドライビングスタイルを変え、これまでとは大きく特徴が異なるマシンを乗りこなせていることは、僕にとって大きな自信になっている。マシンの理解を深めてこられていることを、とてもポジティブに感じているよ。
RB16Bの競争力の高さについては、チームの全員のモチベーションを天まで届くくらい高いものにしてくれているんだ(笑)。
みんな、自分の仕事をきちんとやり遂げて、マシンの最大限のパフォーマンスを引き出すことができれば、レースに勝てる可能性が高いことが分かっているし、ここからさらなる前進を遂げるために、2台のマシンのクルーともに毎戦毎戦本当にハードにプッシュしているよ。
イモラでは1-2フィニッシュを獲得できただけに、もったいないレースウイークになったけど、それは今回のポルトガルGPで達成できると思っている。
特に最近チームを移籍したドライバーにとって、イモラは結果を出しにくいサーキットだったけど、ポルトガルではトップ集団の中でいい戦いをしたい。マシンには速さがあるから、そのポテンシャルを引き出すのが僕たちの仕事だし、次のレベルに行くためにさらにいい形にしていかなくてはいけないね。
新しいマシンに適応するには、できるだけそのマシンを長くドライブする必要がある。乗れば乗るだけ新しい発見があるから、それを自分なりに解釈してエンジニアたちと話をしたり、再度映像を確認したりするのだけど、そういったことすべてが改善につながっていくんだ。
今年チームを変えたドライバーを見てみると分かる通り、マシンを自分のものにするには本当に時間がかかるんだよ。みんないいドライバーだし、ものすごい速さを持っているけど、それでもマシンのすべてを自然に感じられるようになるまでには、こういったプロセスを経ていかなくてはならない。
昨年が初開催となったポルティマオでのレースだけど、ポルトガルはレースをするには素晴らしい場所だと思う。前回は新たに舗装した路面が滑りやすく、難しいレースになったけど、今年はそれがどうなるのか興味深いし、間違いなくいいサーキットだと思っているよ。
今回が今シーズン最初の2週連続の開催になり、その後もレースが続いていくから、ここからいい流れに乗っていくことが重要だと思っているよ。」