フェルナンド・アロンソが、現在所属しているアルピーヌがF1タイトルをとることができるようになるには「7年」もの時間が必要となる可能性もあると語った。
ルノーに在籍していた2005年から2年連続でF1チャンピオンとなった実績を持つアロンソだが、その後3回目のタイトルには手が届かず、2018年限りでいったんF1から離れていた。
そして、今年はアルピーヌと名前を変えた旧ルノーチームで3年ぶりのF1復帰を果たしたアロンソだが、第2戦エミリア・ロマーニャGPで1ポイントを手にしたものの、まだアルピーヌがトップチームと争える状態にないことは明らかだ。
最近、ルノーのCEOを務めるルカ・デ・メオがアロンソのことをチームの「ゴッドファーザー」だと語ったことが報じられたが、そのことに関する質問を受けたアロンソはフランスのラジオ番組『RMC Sport(RMCスポール)』に次のように語った。
「彼が言いたかったのは、チーム全員の中で最も経験豊富なのがドライバーだということだと思うけれど、それは非常に珍しいことだね」
「普通は、F1に来るとチームメンバーたちが昔のレースや、イモラや他のサーキットでのエピソードや面白い話を聞かせてくれるものなんだ」
「今はそうしたことすべてを話すことができるのは僕だということだろうし、それはちょっと奇妙な感じだよ」
一方、アロンソが現在アルピーヌと結んでいる契約は2022年までの2年契約だ。だが、アロンソはアルピーヌがF1でトップに立つにはそれでは足りないと考えているようだ。
「チームは一新され、モチベーションも高く、将来的にはチャンピオンチームになる可能性を秘めていると思う。僕はそう確信しているよ」
そう語ったアロンソは次のように付け加えている。
「そうなるのに2年、5年、あるいは7年かかるかどうかは分からない。だけど僕たちはいいプロジェクトに参加しているし、僕もそれを楽しんでいるよ」