2022年のF1マイアミGPは6月開催か
2022年からマイアミでF1が開催されることが確定したことにより、来年以降アメリカでは現在オースティンで開催されているレースと合わせて2つのF1グランプリが開催されることになる。
そして、最近の情報によれば、その2つのレースは連戦となるのではなく、一定の間隔を開けて行われることになるようだ。
F1最高責任者（CEO）のステファノ・ドメニカリはこれに関して今季のF1第2戦エミリア・ロマーニャGPが開催されたイタリアのイモラで次のように語った。
「（マイアミGPの）日程は来年の第2四半期（4月～6月）となるだろう」
「我々はこれまで常にアメリカはビジネスを展開しなければならない重要な市場であると言ってきた。つかむべきチャンスはたくさんあるし、アメリカで2レースを行うのは将来に向けた我々の戦略にとって正しい方向だよ」
ちなみに、これまでテキサス州オースティンでのアメリカGPはシーズン終盤に行われてきていた。今年も鈴鹿で行われる第17戦日本GP（10月10日決勝）以降F1はアメリカ大陸に渡り、そこからアメリカGP（10月24日決勝）、メキシコGP（10月31日決勝）、ブラジルGP（11月7日決勝）とつなげられていく計画となっている。
このため、もし2022年のマイアミGPをオースティンでのアメリカGPとは別の時期に行うということになれば、最も可能性が高いのはモントリオールで行われるカナダGPの前後だろうと考えられている。
カナダの『Le Journal de Montreal（ジュルナル・ド・モントレアル）』紙は、マイアミGPの開催時期は「6月で、モントリオールの次」と予想している。
ドメニカリはマイアミとオースティンでのレースを別の時期に行うことについて次のように語っている。
「別々に行うことで、どちらにとっても適切な間隔を確保することができる。それが本当に重要なことなんだ」
「我々は、F1として誇りを持っている。なぜなら、困難な2020年を経て2021年に取り組みながらも、未来に目を向け、F1の素晴らしい未来のための基礎を築いているからだ」
