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【ホンダF1】フェルスタッペンが今季初勝利!イモラでの勝利は1991年のアイルトン・セナ以来/F1エミリア・ロマーニャGP

2021年04月19日(月)7:55 am

F1エミリア・ロマーニャGP(イモラ、63周)の決勝レースが行われ、3番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が今季優勝を果たした。今季2戦目での優勝にホンダF1は次のようにコメントした。

●【F1第2戦エミリア・ロマーニャGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

■ホンダF1:決勝レースレポート

2021年F1グランプリの第2戦、エミリア・ロマーニャGP決勝は、波乱の多い展開の中で、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが盤石のドライビングとともに今季初勝利を挙げました。

スタートの約1時間前に雨が降り出したことから、予選での使用タイヤにかかわらず、全ドライバーがスタートタイヤを選択可能な状況となりました。Hondaパワーユニット勢は、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーのみがウエットタイヤを装着し、フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、角田裕毅は浅溝のインターミディエイトを選択しました。

スタートでは、3番グリッドのフェルスタッペンが素晴らしい飛び出しを見せ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のインを突くと、首位を奪い取ります。ペレスはそこに並びかけて3ワイドになり、3番手を確保。しかし、厳しい路面コンディションもあり、ペレスはその後4番手にポジションを落としてしまいます。この直後にアクシデントが発生し、セーフティカー(SC)導入となりました。

SC走行が明ける直前に、ペレスはターン9でコースアウトし、2台に抜かれます。この際に、コース復帰後すぐにポジションを戻したものの、これがSC走行中の追い越し行為と裁定され、タイムペナルティーを科されました。

ウエットタイヤでスタートした各車は苦戦を強いられ、ピットインしてタイヤ交換を余儀なくされましたが、ガスリーも同様に15周目でインターミディエイトタイヤに交換。これにより後方へと大きくポジションを下げる形になります。

角田はオープニングラップで最後尾から14番手までジャンプアップ。ペースの上がらないガスリーを交わして、序盤で13番手まで順位を上げました。

路面は徐々に乾いていき、2番手のハミルトンからのプレッシャーも強まってきたことから、レッドブル・レーシングはフェルスタッペンを27周目にピットインさせ、ドライ用のミディアムタイヤに交換。ハミルトンもこの直後にピットインしましたが、コース復帰後にはフェルスタッペンが5秒近くのリードを築いて首位をキープしました。

この後、ハミルトンのコースアウトもあり、フェルスタッペンは大きくリードを拡大。しかし、34周目にジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)が激しくクラッシュし、レースは赤旗中断となりました。

この中断によって、各車はタイヤ交換が可能となり、フェルスタッペンはミディアム、ペレスと角田はソフトを装着。リスタート時にはフェルスタッペンがハーフスピンを喫する場面もありましたが、首位をしっかりと維持。中断前にペナルティーを消化していたペレスは4番手までポジションを戻しました。角田もリスタートで9番手までポジションを上げたものの、ターン2でスピンを喫してポイント圏外まで順位を落としてしまいました。

その後、ペレスもターン6でスピンしてしまい、最終的に12位でフィニッシュ。角田は13位に終わりました。ガスリーはレース再開後から素晴らしい追い上げを見せ、キミ・ライコネン(アルファロメオ)をオーバーテイクすると、ランス・ストロール(アストンマーティン)やダニエル・リカルド(マクラーレン)へ最後までプレッシャーをかけ続け、7位入賞。6ポイントを獲得しました。

フェルスタッペンは後続との差を大きく広げ、最後は20秒以上のリードを保ったままチェッカーフラッグ。今季初勝利を挙げました。

この勝利は、Hondaとしては79勝目、イモラでHondaエンジン搭載マシンが勝利するのは、1991年のアイルトン・セナ選手以来となります。

●【変更後】2021年F1チャンピオンシップ・ランキング

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