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マイアミでのF1開催計画が一歩前進

2021年04月15日(木)19:32 pm

アメリカ国内で2つめのF1グランプリ開催実現の可能性が復活してきたようだ。

イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙は先週、マイアミが「マイアミガーデンズ市長、マイアミ・ドルフィンズ、F1」の支援を受けて、ハードロック・スタジアムでのレース開催実現に取り組んでいると報じた。

「2022年からハードロック・スタジアム近くの新コースでF1世界選手権レースを開催するための最終投票が水曜日(14日)に行われた」とその記事は付け加えている。

F1最高責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリも最近次のように語り、マイアミでのレース実現に向けた動きが進展していることを認めていた。

「マイアミとの交渉が非常に進んでいることは周知の事実だ。アメリカで2つめのレースを開催することが我々の目標だよ」

地元メディアによると、水曜日に行われたマイアミガーデンズ市議会で実際に投票が行われ、レースプロモーターが地元の住民や企業のために500万ドル(約5億4000万円)の負担を保証したという。

実際のところ、以前マイアミでのF1開催計画が公となった際、地元の住民グループが市民権訴訟を起こしており、これがF1開催実現に向けての大きなネックとなっている。

そのため、新たな計画ではコースレイアウトが特定の街路に近接しないようにするとともに、「騒音緩和バリア」を設置することも約束されているようだ。

マイアミの放送局『WSVN』は、14日に行われた投票では市の委員会が「ハードロック・スタジアムにF1レースを誘致する」という新しい決議案に「賛成票を投じた」と報じている。

しかし、地元住民の中にはこうした動きにまだ不満を抱えている者もいるようだ。

「市議会が我々に対して手のひらを返したような態度をとったことに強い怒りを覚える」

市役所でインタビューに応じた住民のひとりはそう語ると次のように付け加えた。

「彼らにもたらされる金が我々にもたらされることはないんだ。我々は依然として同じ問題を抱えているよ」

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