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ベッテルは今週末のイモラでも苦しむだろうとラルフ・シューマッハ

2021年04月13日(火)18:50 pm

7度F1王者となったミハエル・シューマッハの弟であり、自身もかつてウィリアムズやトヨタで活躍した元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、同じドイツ出身のセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は今週末のF1エミリア・ロマーニャGPでも苦戦を強いられる可能性が高いと考えている。

2020年シーズン限りでフェラーリのシートを失ったベッテルだが、今年はアストンマーティンで通算15年目のF1シーズンを迎えている。

だが、3月に行われた今季の開幕戦バーレーンGPでは予選をQ1で敗退。しかもその際に黄旗無視をしていたためにグリッド降格ペナルティを受けたベッテルは決勝を最後尾グリッドからスタート。

さらに、レースではエステバン・オコン(アルピーヌ)に追突するというベテランらしからぬミスまで犯してしまい、このレースだけで5点ものペナルティポイントを与えられてしまうなど、悲惨とも言うべきシーズンの幕開けとなってしまった。

「セバスチャンは(オコンに)謝ったと思うよ。彼は見当違いをしてしまったんだ」

「しかし、今のセバスチャンにはそういうことがかなり多い。彼が自分でその解決法を見つけるのを期待しているよ」

「なぜなら、このような悲惨な週末に加えてまた何かが起これば、彼がチームに受け入れられるかどうかが分からなくなるからね」

そう語ったラルフ・シューマッハだが、今週末のイモラでもベッテルが再び困難な状況を迎える可能性が高いと考えているようだ。

「イモラは彼にとってさらに難しいものになるだろう。チームメートよりも速くなくてはならないが、もうミスを犯すことは許されない。セバスチャンにとっては簡単なことではないだろう」

そう述べたラルフ・シューマッハは、ベッテルに復調のチャンスを与えるためにもアストンマーティンが2021年型F1マシンを改善してくれていることを期待していると付け加えている。

一方、ラルフ・シューマッハは今週末にレースが行われるイモラでもレッドブル・ホンダが有利だろうと考えているものの、メルセデスも食い下がってくるのは間違いないだろうと次のように語った。

「メルセデスだって眠ってはいない。だからまたこの2チームによるエキサイティングなレースになるだろうね」

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