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アレクサンダー・アルボン「DTMはF1復帰のための足がかり」

2021年04月13日(火)17:30 pm

昨年までレッドブルのドライバーを務めていたアレクサンダー・アルボンが、今年参戦するDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)をF1復帰のための足がかりとするつもりだと語った。

イギリス生まれのタイ人ドライバーであるアルボンは2019年にトロロッソでF1デビューを飾ると、シーズン後半にはピエール・ガスリー(現アルファタウリ)に代わってトップチームのレッドブルに昇格。

2020年もレッドブルでフルシーズンを戦ったアルボンだったが、チームメートであるマックス・フェルスタッペンとの差が大きかったことから2021年にはセルジオ・ペレスにそのシートを譲り渡している。

今年はレッドブルのリザーブドライバーを務める傍ら、アルボンはアルファタウリのカラーリングが施されたフェラーリロードカーでDTMを戦うことになっている。

ドイツのホッケンハイムで行われたDTMのテストにおいて『Speed Week(スピードウィーク)』から、DTMあるいはGTカーでのレースは今後に向けた長期的プロジェクトなのかと質問された25歳のアルボンは次のように答えた。

「真面目な話、そうではないよ」

「今はいいけれど、僕はF1に戻りたいと思っているんだ」

「それがうまく行かなければ、考えて見ることになるだろうね。もちろん、100パーセント(GTカーレースに)ノーだと言うつもりはないよ。そして、そこで絶対にうまくやらなくてはならない。F1復帰のチャンスを残しておくためにもいい印象を与えたいと思っているんだ」

しかし、アルボンも実際にF1復帰できるかどうかは「ほかのドライバーの調子や、そういうチャンスがあるかどうかに大きく左右されるだろう」と認めている。

実際にF1とDTMを比べてみてどう思うかと尋ねられたアルボンは、スパの伝説的なオー・ルージュ・コーナーについて「想像していたほど平坦ではなかったよ」と微笑みながらジョークで答えると、次のように付け加えた。

「でも、結局のところ、どちらもクルマであることに変わりはないし、すぐに適応することができるよ。問題はないし、僕もそれを楽しんでいるよ。まだ時間はあるしね」

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