レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、今年のレッドブル・ホンダはメルセデスと「対等」に戦うことができると考えている。
実際のところ、今季のF1開幕戦バーレーンGPではフリー走行から予選までの全セッションでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークしていた。
しかし、決勝ではルイス・ハミルトン(メルセデス)の反撃にあい、フェルスタッペンは今年最初のレースを2位で終えている。
マルコによれば、バーレーンではフェルスタッペンと今年からチームに加わったセルジオ・ペレスもディファレンシャルに問題を抱えていたため、第1セクターだけで1周あたりコンマ3秒も失っていたのだという。
「単にグリップが足りなかっただけではなく、後輪がどんどん滑り始めていたし、タイヤは熱くなってしまった」
『formel1.de』にそう語ったマルコは次のように続けた。
「そしてほかの問題もあった。温度の問題によりエンジンパワーを下げなくてはならなかったんだ」
「それでも、マックスは復活することができていたよ」
「非常に戦闘力が高い(ホンダ)エンジンも含め、現在の我々のパッケージはメルセデスと対等に戦えるものだと思っている」
そう語ったマルコは次のように付け加えている。
「彼らに勝つためには完璧でなければならないことが分かっている。全てのことを正しくやる必要があるんだ」