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ランス・ストロール「covid-19による新たな現実に慣れていくしかない」

2021年03月26日(金)18:55 pm

F1では2021年も新型コロナウイルス感染症covid-19への対策に苦慮しながらシーズン開幕を迎えるが、アストンマーティンのランス・ストロールはこれからもそれが“普通”のことになっていくだろうと考えている。

今週末にバーレーンで2021年のF1開幕戦(28日決勝)が行われるが、ストロールの父親であるローレンス・ストロールがチームオーナーを務めるアストンマーティンでは2人のスタッフが新型コロナウイルスに感染し、現在隔離状態に置かれていることが明らかとなった。

「我々のスタッフ2名がcovid-19検査で陽性と判定されました」

そう語ったアストンマーティンのスポークスマンは次のように付け加えた。

「我々はあらゆる予防対策を講じているところです」

1年前にはマクラーレンのチームスタッフに感染者が発生したことから開幕戦オーストラリアGPが直前にキャンセルされるという事態となった。だが、同じような状況ではあるものの、今年のバーレーンGP開催には大きな影響はないようだ。

「最初は、この新しい現実に適応するのが大変だったんだ」

母国カナダの『La Presse(プレス)』にそう語った22歳のストロールは次のように続けた。

「同じような困難に直面したほかのアスリートたちもこれに適応しなければならなかったはずだよ。でもそれはどこであろうと同じことなんだ。僕たち、あるいは家族の安全を確保しようとする労働者にとってはね」

「ここが僕たちが住む世界だし、それがどんどん普通のことになりつつある。慣れてくれば、それが習慣になるものさ」

実際のところ、covid-19対策を行うことが“普通”の状況になりつつある現実はあるかもしれない。だが、第2戦エミリア・ロマーニャGPはイタリアのイモラで開催(4月18日決勝)されることになっている。そしてその地方のいくつかの司法機関は第3波を防ぐためにまだロックダウンを行っている。

「今後のレースがどうなるかは僕にも分からない」

2020年10月には自分が新型コロナウイルスに感染しF1第11戦ドイツGPを欠場した経験を持つストロールはそう語ると次のように付け加えた。

「世界がどうなっていくのか、様子を見ていくしかないね」

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