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今年23戦を開催できる「保証はない」とF1最高責任者

2021年03月24日(水)17:47 pm

F1最高責任者のステファノ・ドメニカリが、2021年に予定されている23レースを全て開催できるという「保証はない」と認めた。

F1史上最多となる年間23戦が計画されている2021年のF1だが、当初開幕戦として組まれていたオーストラリアGPが11月の開催に変更されたほか、上海で行われる予定だった中国GPがキャンセルされるなど、すでにその序盤のスケジュールには修正が加えられている。

それでも、イタリアのイモラ・サーキットやポルトガルのアルガルヴェ・サーキットでのレースを加えることで、現時点でのカレンダーには年間23戦のままで維持されている。

こうした中、今週末に行われる開幕戦バーレーンGP(28日決勝)も無観客レースとしての開催となるなど、今年も新型コロナウイルス感染症covid-19の影響を大きく受けることになるのは間違いない状況となっている。

しかし、伝えられるところによれば、第5戦として予定されているモナコGP(5月23日決勝)を含め、ヨーロッパのレース主催者たちは観客を迎え入れることを前提として準備を進めているという。

「それが大きな希望だ」

オーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』にそう語ったドメニカリは次のように続けた。

「もちろん、ファンを再びサーキットに迎えることが目標だ。しかし、ドライバーやチームをしっかりと守らなくてはならない。それに、それぞれの国がどのような定めをしているかも調べる必要がある」

「再び観客を迎えることができるときに向けて準備を整えなくてはならない。そうすることが可能となったときには何千人ものファンが戻ってきてくれるだろう」

しかし、ドメニカリが最も重要視しているのは可能な限り多くのレース開催を実現することのようだ。

「まず、何も問題なく今シーズンを乗り切れるかどうか確かめなくてはならない。このようなパンデミックにあっては、何も当たり前のようにはいかないし、何も保証されてはいない」

「いい点は、これからバーレーンでスタートを迎えることだ。私もすでにここでいくつか重要な会議も行ったし、私は満足しているよ」

「その後、パンデミックの様子を見ながら次のステップをケースバイケースで考えていくことになる。ワクチン接種により状況がよくなり、世界選手権に向けて明るい未来が開けることを願っているよ」

「それが今年の最優先事項だ。このスポーツについてはネガティブな話題も多いが、観戦者数を見れば世界で最も素晴らしいスポーツのひとつであることが分かる」

かつてフェラーリのチーム代表を務めていたドメニカリはそう語ると次のように付け加えた。

「今年はいくつか興味深い組み合わせがあるし、レッドブル・レーシングも前進を果たしている。接戦となることを私は期待しているよ」

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