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カルロス・サインツ「ベッテルの二の舞を演じるつもりはない」

2021年03月24日(水)5:16 am

カルロス・サインツが、自分はセバスチャン・ベッテル(現アストンマーティン)のようにフェラーリから見放されるのではないかというような心配はしていないと主張した。

「そうなるんじゃないかと恐れてはいないよ」

イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語った26歳のサインツは次のように続けた。

「だけど、僕はフェラーリがドライバーをだめにするようなことはないと思っているんだ」

「僕もみんながベッテルに関して言っていることは知っているよ。フェラーリが彼を破滅させたのだとね。だけど、少なくとも僕にとってはそうではないよ」

「彼はあそこ(フェラーリ)に5年いた。そして11勝をあげ、何度も表彰台に上り、物語を残して去ったんだ。だから、僕から見れば、フェラーリが彼を破滅させたんじゃないよ」

「セブ(ベッテルの愛称)は自分が残したものに誇りを持つべきだと思う。彼がやってみせたようにフェラーリで11勝できる者がいるだろうか。僕があまりよく知らないだけかもしれないけれど、僕はそう思っているよ」

今年ベッテルの後任としてマクラーレンから移籍してきたサインツだが、F1関係者の中には、たとえフェラーリがそれを否定しても、シャルル・ルクレールが事実上のナンバー1であり、サインツはナンバー2として見なされているのは間違いないと考えている者が多いようだ。

だが、サインツはフェラーリとはナンバー2という条件で契約を結んだわけではないと主張し、次のように続けた。

「言いたいことは分かるけれど、そのような考えを持つには中長期的な視点で考えるべきだよ。自分が何を残して去ることになるのかをね」

「僕は4~5年後にどうなるかなんて考えていないんだ。僕が考えているのはバーレーンで5位以内もしくは表彰台に上るにはどうしたらいいかということさ」

「メディアやファンが心配しているのは分かるけれど、僕はそういうふうには考えていないよ。まずはバーレーンでベストを尽くしたいと思っているだけだよ」

そう語ったサインツは次のように付け加えている。

「それに、F1では自分以外の要素にも左右されるんだ。オリンピックの100メートル走ではないからね。才能があっても適切な時期に適切な場所にいなかったためにチャンピオンになれないこともあるんだ」

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