レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、セルジオ・ペレスが本領を発揮するまでにそれほど時間はかからないだろうと考えている。
アレクサンダー・アルボンに代わって今年マックス・フェルスタッペンのチームメートを務めることになった31歳のペレスだが、すでにF1で10年の経験を持ち、レーシングポイントに所属していた昨年は第16戦サヒールGPでF1初優勝も遂げている。
だが、先週バーレーンで行われたF1公式プレシーズンテストを終えたペレスは、まだレッドブル・ホンダF1マシンを完全に乗りこなすことはできていないと語り、次のように続けた。
「違うコンディションの違うレースを経験すればクルマやチームをもっとよく理解できるはずだよ」
「ちゃんとしたレースを5レースもやれば、よくなるはずさ」
しかし、レッドブルのドライバープログラム責任者としても知られるマルコは、ペレスにはそれほどの時間をかける必要はないはずだと主張している。
「私の見る限り、彼のロングランは最速だった」
「彼はすでに、タイヤのスペシャリストであると同時に速いドライバーであるという定評にふさわしいことをやってみせているよ」
「そんなに長くかかるとは思わないね」
そう語ったマルコは次のように付け加えた。
「予選の周回に関してはそうかもしれない。だが、レースでは間違いなく彼は最初のグランプリから活躍できるよ」