フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、2021年のフェラーリF1エンジンは“まずまず”だと語った。
2020年のフェラーリエンジンはパワー不足に苦しめられていたが、12日(金)から14日(日)にかけてバーレーンで行われた2021年F1プレシーズンテストの結果を受け、ビノットは次のように語った。
「(2020年の)バーレーンでは、我々はライバルたちとの比較においてはストレートで非常に遅かった」
「ここまでのところで言えるのは、我々のトップスピードはまずまずだということだ。もはやそれほど深刻なディスアドバンテージはないよ」」
「これはよりパワフルになったエンジンとより効率的になった空力のおかげだ」
フェラーリで3年目のシーズンを迎えるシャルル・ルクレールも手応えを感じることができたようだ。
「確かに、いくつか有望な兆候があるよ。だけど、最初の予選を迎えるまで本当のところは分からないけれどね」
そう語ったルクレールは、強い風とそれがサーキットに運んできた砂に悩まされたプレシーズンテストを振り返りながら次のように付け加えた。
「このテスト走行の結果を解釈するのは、かつてないほど難しいよ」
今年マクラーレンからフェラーリに移籍してきたカルロス・サインツも母国スペインのメディアに次のように語っている。
「まだ結論を導き出すには早すぎるよ」
「断言できるのは、昨年よりもパワーはあるということだよ。それは測定の結果でも分かる。だから、それはいいニュースだね」
「でも、ホンダやメルセデスなど、ライバルたちもパワーアップしているのは間違いないよ。マクラーレンが素晴らしいトップスピードを示したし、僕たちもそうなるだろうと予想していたんだ」
そう語ったサインツは次のように付け加えた。
「だますつもりはないよ。僕は自分たちがストレートで最速だとは思っていないよ」