F1プレシーズンテスト3日目最終日のセッションが終了した。トップは1分28.960秒のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、0.093秒差の2番手は日本人F1ドライバーでルーキーの角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)で、ホンダF1がワン・ツーでテストを締めくくった。
●【F1テスト最終日:タイム】ホンダF1が1・2!日本人ルーキー角田2番手!トップはフェルスタッペン!
そんなテスト3日間をホンダF1が振り返った。
■ホンダF1:最終日レポート
最終日を迎えたバーレーンでのF1公式テストは、この日も充実の内容となり、レッドブル・レーシング・ホンダとスクーデリア・アルファタウリ・ホンダが1-2タイムを記録して3日間を締めくくりました。
レッドブルの午前セッションを担当したのはセルジオ・ペレス。異なるセットアップを試しながらマシンの挙動について理解を進め、49周を走行しました。セッション終盤、この日一番気温の高い時間帯ではあったものの、1分30秒187のベストタイムをマークし、午前のセッションでのトップとなりました。
アルファタウリは、ピエール・ガスリーが午前に登場し、76周を走破。テストで重要となる走行距離を3日間で237周まで伸ばしました。
今回のテストで最後のセッションとなった午後は、マックス・フェルスタッペンが走行。5種類中3番目に柔らかいコンパウンドであるC3タイヤで周回を重ねると、本番でのレース時間に近い日没後に、2番目に柔らかいC4タイヤでアタックを実施しました。このC4タイヤでマークしたベストタイム1分28秒960は、3日間のテスト全体での最速タイムです。
同じく午後のセッションを担当した角田裕毅は、91周を走行して学びを深める一日となりました。セッション終盤ではソフトタイヤを使用したアタックに臨み、一番柔らかいC5タイヤを使ったアタックで、首位のフェルスタッペンと0.093秒差の2番手タイムをマーク。順調な仕上がりを印象付けました。
■3日間で791周、4000㎞以上を走破
テストではラップタイムに注目が集まりがちですが、チームが最も重視しているのは有用なデータをどれだけ収集できるかです。この3日間でレッドブルが369周、アルファタウリが422周をマークし、Hondaパワーユニット勢合計では791周。4281kmを走行し、充実したテストとなりました。
ここからは開幕戦バーレーンGPまでの2週間を使い、テストで得た内容を分析した上で、レースに向けた準備を進めていきます。シーズン初戦は、3月26日(金)に開幕し、28日(日)に決勝レースが行われます。