F1開幕の舞台バーレーンで開催されているF1プレシーズンテスト2日目が終了し、ここまで順調にテストをこなしているホンダF1が次のように振り返った。
■ホンダF1:2日目レポート
バーレーンで開催中のF1公式テストは2日目を迎え、レッドブル・レーシング・ホンダはセルジオ・ペレスが加入後初の公式セッションに登場し117周を走行。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは全体2番手タイムを記録するなど、Hondaパワーユニット勢は、初日に引き続き充実した内容となりました。
前日は砂嵐の影響で難しい状況となりましたが、この日は路面コンディションが改善。しかし、相変わらず強風が吹き荒れ、各ドライバーは慎重な走りを余儀なくされました。レッドブルはセルジオ・ペレスが終日走行を担当。アルファタウリは午前のセッションを角田裕毅、午後をピエール・ガスリーという順で臨みました。
■レッドブル・ホンダのペレスは117周を走破
ペレスは順調に周回を重ね、チームとしては2日連続で100周超えとなる117周を走破。タイム上位勢が柔らかいC5、C4タイヤを使用していましたが、ペレスは硬めのコンパウンドでロングラン中心のプログラムで、ベストタイムは1分31秒682をマーク。8番手のタイムで一日を終えました。
■アルファタウリの角田裕毅は複数のタイヤを試す
前日、車体側のトラブルにより早めに走行を切り上げたアルファタウリの角田でしたが、この日は精力的に走行を続け、異なるタイヤコンパウンドの特性を理解すべくさまざまな種類のタイヤを試しました。トータル57周をマークし、ベストタイムは1分32秒684で全体11番手となっています。
■アルファタウリのガスリーは全体2番手に
午後の走行を担当したピエール・ガスリーは、半日で87周と、さらに周回数を伸ばします。日が暮れて気温が下がってからは、柔らかいコンパウンドでのテストを行いました。ガスリーはC5タイヤで1分30秒413を記録し、全体2番手に。アルファタウリの周回数はチームとして計144周で、ハースと並び、この日最多となりました。
今季はテスト期間が短くなり、明日の3日目が最終日。両チームともに2名のドライバーが走行する予定で、2021年シーズンの開幕に向けた最後の仕上げに取り組みます。