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【ホンダF1】田辺TD「一致団結して戦闘力向上を目指して開発してきた」

2021年03月13日(土)7:25 am

F1開幕の舞台バーレーンで開催されているF1プレシーズンテスト初日が終了した。風が強く砂がサーキットを覆ってしまう難しい中での走行となったが、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)は初日を次のように振り返った。

●【F1テスト初日タイム表】砂嵐の中レッドブル・ホンダのフェルスタッペンがトップ!王者メルセデスに異変?最少の48周

「例年になく短かったオフシーズンを終え、いよいよプレシーズンテストがスタートしました。Hondaにとって最後となるシーズンに向けて、HRD-Sakura、HRD-UKのすべてのメンバーが一致団結し、戦闘力向上を目指して開発を進めてきました。レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2つのチームも我々と同様に高いモチベーションで開発を続けてきました」

「2021年型車両で初の本格走行となるプレシーズンテストは、今年からレギュレーションの変更によりわずか3日間となっています。Honda F1最終年のスタートであり、また新型のPUを持ち込むなど、今年は例年以上の緊張感をもってテスト初日を迎えました」

「今日はレッドブルのフェルスタッペン選手が全車の中で最多となる139周、ガスリー選手と角田選手2人が午前午後に分かれて走行を担当したアルファタウリが合計で111周。Hondaとしては計250周を周回し、PUとしては大きな問題もなく順調な一日になりました。PUの各種データ計測、基本的な機能確認や各モードの最適化と言ったメニューを進めています」

「アルファタウリの午後のセッションを担当したルーキーの角田選手は、あいにく砂嵐による悪いコンディションでしたが、ミスなく堅実に走行を重ねて習熟を進めました。車体の燃料システムに異常を確認し、調査のために早めに走行を切り上げざるを得なかったことは残念でしたが、明日以降さらに周回を重ねてくれればと考えています」

「残りの2日間で効率よくテストを行い、残された時間を無駄にすることなく初戦に向けて準備をしていきたいと思います。」

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