今年1月にアルピーヌのCEOに就任したローラン・ロッシが、ウィリアムズを自分たちのセカンドチームにしようと動いているようだとのうわさを否定した。
先週、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が、現在自分たちのエンジンを使うチームがワークスチームであるアルピーヌだけとなったルノーが新たなエンジンカスタマーとなるチームを模索するとともに、そのチームを自分たちのセカンドチームとすることを目指していると報じた。
そして、同紙は現在メルセデスエンジンを搭載しているウィリアムズがその最大のターゲットだと指摘していた。
だが、この件についてドイツのウェブサイト『formel1.de』から質問を受けたロッシは次のように答えた。
「もちろんそういう考えがあったことを否定はしない。だが、我々には必ずしもそれを探す必要はないんだ」
「パートナーとして組むことができるチームがあれば、それはいいことだ。だが、このスポーツにおいては必ずしもそれが必要ではないことも明らかだよ」
「我々に必要なのは完全な自立性、独立性、そして自分たち自身に専念することなんだ」
そう語ったロッシだが、もちろんカスタマーチームがあればそれに越したことはないと次のように付け加えた。
「しかし、そういうチームがあれば、我々がスポーツやビジネスにおける目標を達成する上での助けになるだろう」