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ロマン・グロージャン「誰かがコロナに感染すればF1で代理出走を求められる可能性はある」

2021年02月24日(水)5:16 am

ロマン・グロージャンが、場合によっては2021年にどこかのF1チームから代役としてレースに出走する可能性もあると考えていることを認めた。

2020年シーズン限りでハースのシートを失ったグロージャンだが、実際には炎に包まれる大クラッシュを演じた第15戦バーレーンGPがF1最後のレースとなってしまっている。

グロージャンは2021年にはアメリカのインディカーシリーズに参戦することになっており、バーレーンで右手に負った火傷はすでにテスト走行が可能なほどに回復しているようだ。

しかし、グロージャンはまだF1で走るチャンスが訪れる可能性もあると考えている。実際のところ、今年のF1も新型コロナウイルス対策を行いながらレースが開催されることになるが、もしもどこかのチームのドライバーが感染してレースに出られない状況となった場合、グロージャンは自分に声がかかる可能性も十分にあると期待しているようだ。

「現在レギュラーシートを持っていない全てのドライバーの中では、ケビン(マグヌッセン)、アレクサンダー・アルボン、そして僕が最も経験がある。僕らはみんな現在のF1マシンがどのような挙動をするのか知っているんだ」

「だから、僕たちのうち誰かが電話を受けることになるだろうと予想しているよ」

とは言え、34歳のグロージャンは、フルタイムドライバーとしての自分のF1キャリアがほぼ終わってしまっているのも確かだと考えている。

グロージャンは、スイスのテレビ局『SRF』に対し、今後はF1でライバル関係にあったドライバーたちと友人関係を築いていきたいと次のように語った。

「F1にはたった20人のドライバーしかいないし、誰もが最高のチームと契約したいと思っている」

「そういう状況のもとでは、誰かと友達になるのは難しいんだ。だけど、自分のキャリアが終わった後ならドライバー間の関係にも変化が生じるよ。同じ趣味を持ち、一緒に旅行をしていろんなことを一緒に経験することができれば間違いなく友達になれるはずさ」

「僕はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)とはすごくいい関係にあるし、彼を心から尊敬している。でも僕たちは今になってやっと友達になることができたんだ」

「彼がフェラーリにいたときには、僕は彼のシートが欲しいと思っていた。もしセバスチャンと僕が友人関係にあって、そしてフェラーリが僕に電話をかけてきたらどうだっただろう? 僕は彼に電話をして用心するように伝えただろうね」

「だから、そういう状況では難しいのさ」

そう語ったグロージャンは次のように付け加えた。

「F1にいるときはライバルに対して敬意を払っている。でも、友人になることができるのは自分のキャリアが終わってからだよ」

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