レッドブル首脳がマックス・フェルスタッペンとの契約の中に“パフォーマンス条項”と呼ばれる契約解除特別条項が存在することを認めた。
今月に入ってからやっとメルセデスと7度のF1王者であるルイス・ハミルトンが新たな契約を結んだことが発表されたが、それは2021年の単年契約だと伝えられている。
そして、メルセデスが2022年にはハミルトンではなくフェルスタッペンと契約を結ぶ可能性もあるのではないかとのうわさもすでにささやかれている。
フェルスタッペンは現在レッドブルとの間に2023年までの契約を結んでいる。だが、仮に2021年のレッドブル・ホンダF1マシンのパフォーマンスがタイトル争いもしくはレースでの優勝争いができるレベルにない場合にはフェルスタッペン側から契約を解除することも可能な条件になっているとうわさされていた。
そして、このほどレッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)がそれを公式に認めている。
「確かに、パフォーマンス条項がある」
『f1-insider.com』にそう語ったマルコは次のように続けた。
「詳細を話すつもりはないが、多かれ少なかれ、マックスが自力でレースでの勝利やタイトル争いができることが必要だと書かれているよ」
「もし彼がそうできれば、契約は延長されることになる。もしだめなら、彼は自由になるだろうね」
「それが我々の目標だが、我々はマックスのためだけに勝ちたいと思っているわけではない。それが我々のDNAだからだよ」
そう語ったマルコは、レッドブルがこれからもフェルスタッペンを満足させることができる自信があると次のように付け加えている。
「我々は順調だし、その条項に対応できると思っているよ」