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レッドブルとホンダが2022年からのエンジン製造継続に正式合意

2021年02月15日(月)19:15 pm

レッドブル・レーシングが、2022年シーズンからホンダのF1パワーユニット技術を用いて独自にエンジン製造していくことに関してホンダと合意したことを正式に発表した。

現在レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリにF1エンジンを供給しているホンダは2021年シーズン限りでF1活動から撤退することになるが、今回の合意によりレッドブルは少なくとも2022年から2024年までの3年間はホンダエンジンの製造を独自に行うことが可能となる。つまり、レッドブルとアルファタウリが少なくとも2024年までF1活動を継続することが確定したことになる。

レッドブルでは、独自F1エンジン製造部門として新会社『レッドブル・パワートレインズ』を設立しており、イギリスのミルトンキーンズにあるレッドブルF1チームのファクトリーの一部を使用してエンジン製造を行っていくことになるという。

レッドブルが15日(月)に出した声明の中でレッドブル首脳たちは次のように述べている。

■ヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)

「この件に関してはホンダと以前から話し合ってきたが、FIAが2022年からパワーユニットの開発を凍結すると決定したことを受けて、ようやくホンダのハイブリッドパワーユニットの継続使用について合意に達することができた。レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリが競争力のあるパワーユニットを持ち続けるための手助けをしてくれたホンダに感謝している」

「レッドブル・パワートレインズ・リミテッドの設立はレッドブルにとっては思い切ったものだが、慎重かつ詳細に検討した上で決断したものだ。大きな投資が必要になることは認識しているものの、この新会社を作ることは、両チームにとって最も競争力のある選択肢だと考えている」

■クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「今回の合意は、レッドブルにとってF1での旅を続ける上での重要な一歩だ。ホンダがエンジンメーカーとしてF1から撤退するという決断を下したときには、我々の関係はすぐに成功を収めていたので、当然のことながら残念だった。だが、今回の新たな合意を後押ししてくれたことに感謝している」

「ホンダは我々に競争力のあるパワーユニットを供給するためハイブリッド技術に多大な投資を行ってきた。今後は我々自身でパワーユニット部門を持つために、新しい設備と人員をテクノロジーキャンパスに統合する作業をこれから開始していく。ホンダが公式パワーユニットサプライヤーとしての最後のシーズンで最高の結果を出すために全力を尽くしていくつもりだ」

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