自転車でのトレーニング中に交通事故に遭ったフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だが、3月12日(金)から始まるF1公式プレシーズンテストには問題なく参加できるだろうと報じられている。
39歳のアロンソは今季3年ぶりにルノーのF1ワークスチームであるアルピーヌからF1復帰を果たすことが決まっている。だがアロンソは11日(木)にスイスの自宅近くでロードバイクによるトレーニングを行っていた際に自動車と衝突する事故に遭ってしまった。
アルピーヌはチームリリースの中でアロンソは意識もあり、大きな問題はないものの、12日(金)の朝に精密検査を受ける予定だとしている。
だが、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によれば、意識はしっかりしているもののアロンソには顎(あご)の骨折と歯の損傷が認められ、手術が必要な状況だという。
伝えられるところによれば、アロンソはスイスの首都ベルンにある病院に搬送されており、12日(金)にも手術が施されることになるようだ。
こうした中、アロンソの母国スペインの『Marca(マルカ)』は、スペインの専門医たちはアロンソの状態はそれほど深刻なものではないと考えていると報じている。
さらに、同じくスペインの『AS』紙も専門医であるホセ・ゴンザレス博士による次のようなコメントを引用している。
「下顎骨折があった場合、ずれがあるかどうか、プレートをつけるかどうかを確認するためのテストが行われることになる」
「もし全く単純な骨折であれば精密検査は必要ないはずだ。いずれにしても、どういう状態であれ、大けがではないよ」
そう語ったゴンザレス博士は次のように付け加えている。
「ほぼ確実に、バーレーンでのプレシーズンテストには何の問題もなく参加することができると言えるだろう」