F1カナダGPのプロモーターが、現在F1が検討している“スプリントレース” 導入に前向きな姿勢を示した。
今年1月にF1の新CEOとなったステファノ・ドメニカリは、レース週末をより見所の多いものとするためにカナダGP、イタリアGP、ブラジルGPの3レースで試験的にスプリントレースを導入することを提案している。
これまでに伝えられたところによれば、その3レースでは金曜日に1時間のフリー走行を行った後に予選を実施し、土曜日に1時間のスプリントレースを行うという形になるようだ。そのスプリントレースでも1位から8位までにチャンピオンシップポイントが付与されることになるという。
11日(木)に行われるF1委員会においてこの件に関する投票が行われることが予定されているようだが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』はあるF1関係者が次のように語ったと報じている。
「うまくいけば、その方向で進めることになる。もしそうでなければなかったことにするよ」
こうした中、カナダGPの舞台となるモントリオールのレースプロモーターであるフランソワ・デュモンティエは、そのアイデアはいいと思うと地元紙『Le Journal de Montreal(ジュルナル・ド・モントレアル)』に次のように語った。
「これに関しては話し合いを持ったよ」
「我々はこのプロジェクトが実現するのを非常に楽しみにしているよ。もちろん、カナダGPが実施できることが条件だがね」
6月13日(日)に決勝が予定されている2021年のカナダGPだが、新型コロナウイルス感染症covid-19の状況次第では昨年に続いて開催がキャンセルされる可能性もまだ残されている。