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F1チームは今年の空力ルール変更にすぐに対応するだろうとピレリF1責任者

2021年02月10日(水)19:25 pm

2021年のF1マシンは空力レギュレーションが修正されたことで最初は少し遅くなるだろうが、そのうちすぐにまた速さを取り戻すだろう。

そう考えているのはF1公式タイヤサプライヤーであるピレリでF1責任者を務めるマリオ・イゾラだ。

2020年終盤に行われたグランプリの金曜フリー走行においてピレリの2021年仕様プロトタイプタイヤがテストされたが、F1ドライバーたちの多くがそのタイヤに対する不満を口にしていた。

イゾラは2021年仕様F1タイヤに関して『formu1a.uno』に次のように語った。

「新たなスペックは2021年型マシンのタイヤにかかるストレス、スピード、負荷に関する変化に対応するように設計されているんだ」

「新スペックではわずかにアンダーステアが強くなることは分かっている。だが、チームたちはすでにそれを試しているし、クルマのバランスを見直すためにセットアップをどう修正すればいいかも分かっているはずだよ」

「だから、私は大きく変わるとは予想していないよ。2021年の構造物は2020年のものが微調整されたものであることも分かっているしね」

2021年には原則的に2020年型F1マシンが引き続き使用されるが、今年適用されるルールによってこれまでよりもダウンフォースが削減されることになる。これによってF1マシンのグリップ力が低下するため、コーナリングスピードなども2020年よりは下がることになりそうだ。

しかし、イゾラはF1マシンのグリップはすぐにまた向上してくるはずだと考えている。

「最初は減るだろうと予想している」

「2019年末か2020年の初めころの負荷値に戻すことが目的だったのは事実だ。だが、チームたちが冬の間にダウンフォースを増やそうと懸命に取り組んだことも知っている」

「だから、2020年が始まったときの負荷値ではなく、間違いなく昨シーズン終了時点よりも若干低い値でシーズンがスタートすると予想しているよ」

そう述べたイゾラは次のように付け加えた。

「しかしその値は、彼らならすぐにリカバーできるものだ」

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