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「セルジオ・ペレスはレッドブル・ホンダでのチャンスを生かせるはず」とロマン・グロージャン

2021年02月03日(水)17:28 pm

昨年までハースで活躍していたロマン・グロージャンは、レッドブル・ホンダに移籍したセルジオ・ペレスが2021年シーズンにはかなりの強さを見せるだろうと考えている。

2020年F1第15戦バーレーンGP決勝での大クラッシュで一躍注目の人となったフランス人ドライバーのグロージャンだが、すでにその時点でハースのシートを失うことが決まっていた。

そのグロージャンは2021年にはアメリカに渡ってインディカーに参戦することになると考えられており、早ければデイル・コイン・レーシングへの加入が3日(水)にも発表されるのではないかと伝えられている。

事実上F1ドライバーとしてのキャリアは終わりを迎えてしまった34歳のグロージャンだが、自分としては非力なF1マシンでベストを尽くしてきたと思うとイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』誌に次のように語った。

「F1で勝つには最高のクルマを持っていることが必要なんだ」

「F1にいる20人のドライバーたちはみんなトップレベルの資質を持っている。違いもいろいろあるけれど、それらはほんのわずかだよ。ルクレール(フェラーリ)やフェルスタッペン(レッドブル)、そしてラッセル(ウィリアムズ)などが最強マシンを手にしたらハミルトンにとっても手強い相手になるよ」

「もしハミルトンがハースにいたら、彼は何もできなかったはずだ。サヒール(2020年第16戦サヒールGP)でのラッセルはマシンがどのような違いをもたらすかの完璧な例だよ」

そう語ったグロージャンは、そういう視点から見れば、2021年にトップチームのひとつであるレッドブル・ホンダF1マシンのステアリングを握ることになるペレスには大きなチャンスがあるはずだと次のように続けた。

「彼にこういうチャンスが訪れたのをうれしく思うし、彼ならトップチームでうまくやるだろうと確信しているよ」

「マクラーレンではうまくいかなかったけれど、これが彼にとっては2度目のチャンスだ。だけど、今のチェコ(ペレスの愛称)はすでに何年も経験を積んでいるから状況は異なってくる」

そうコメントしたグロージャンは次のように締めくくっている。

「彼は牛の角を捕まえる(恐れずに立ち向かう)準備ができていると僕は思うよ」

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