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ルイス・ハミルトン「アイルトン・セナもF1の中で孤立していた」

2021年02月02日(火)19:20 pm

ルイス・ハミルトンが、自分はF1でかつてアイルトン・セナが経験したことと同じような気持ちを味わってきたと語った。

昨年ミハエル・シューマッハに並ぶ通算7回目のF1ドライバーズタイトル獲得に成功したハミルトンだが、現時点ではまだメルセデスとの新契約締結に至っておらず、その動向に注目が集まっている。

そのハミルトンがこのほどイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が発行するスポーツ誌『Sportweek(スポルトウィーク)』に対し、自分が子供だったころのヒーローであったブラジル出身のセナもF1においては必ずしも周囲とはうまくいっていなかったのだと次のように語った。

「彼は自分にとって常に心地よいものではないシステムの中で孤立していたんだ」

「それは、僕も自分のキャリアにおいて経験してきたことだよ」

ハミルトンは、それは人種差別の問題だと語り、次のように続けている。

「アメリカでのブラック・ライヴス・マター運動は僕が若いときに経験した人種差別を思い起こさせたんだ」

ブラック・ライヴス・マター運動が世界中に広まった2020年、ハミルトンはF1レース前にドライバーたちに跪くことを提唱。それは2020年のF1レース前公式手順のひとつに加えられた。さらに、ハミルトンが所属していたメルセデスではF1マシンを通常の銀色ではなく黒い塗装を施したものに替えていた。

「これらに集中することで僕はより多くのパワーを得ることができたし、サーキットでレースをするときにも一層弾みがついたよ」

そう述べた36歳のハミルトンは次のように付け加えた。

「もはや勝つことだけが目的ではなく、もっと大きな目標になっていたんだ」

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