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F1復帰のフェルナンド・アロンソ、2021年F1勢力図を予想

2021年02月01日(月)14:47 pm

2021年F1世界選手権を制するチームとドライバー、その結果はすでに明らかと言うドライバーがいる。アルピーヌ(旧ルノー)から2年ぶりにF1復帰を果たす39歳のスペイン人、フェルナンド・アロンソだ。

●2021年F1ドライバーラインナップ

なので彼にとって最大の興味は、大々的に規則が変更される2022年にある。選手権全体の戦力地図が大きく書き変わると期待しているのだ。

2020年を振り返るとルノーは、表彰台に3度、立っている。したがって2021年の新シーズンに向けては「その数字に上積みをしたい」と、アルピーヌと名称変更した同チームに期待を込めるアロンソ。

「その後は、もっともっと(表彰台に上がりたい)ね」

「2021年は、再びメルセデスが勝つだろう。そして(ルイス)ハミルトンが、またチャンピオンになるだろう」とイタリアの公共ラジオ局『RAI』に話すアロンソ。「2位争いを演じるのは、レッドブルだ。誰が3位になるかは、まだ分からない」

常勝の原動力となっているのはハミルトンかメルセデスか問われるとアロンソは、次のように答える。「メルセデスに乗るハミルトンだ。勝てるマシンがなければ、いかなるドライバーも選手権を独占できない」

アロンソによるとメルセデスの「技術的な優位」が明らかになったのは昨年、コロナウイルスに感染したハミルトンに代わってジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が乗った第16戦サヒールGPだ。

「昨今のF1を語る上でラッセルは、格好の一例だね」

「100日?とんでもない。彼はわずか5日で最後尾からトップに躍進したのだ。神の手も、チベットでの瞑想修行もなしにね。メルセデスに乗る、それだけで十分さ」

「ドライバーの実力を計るのは難しい。しかしハミルトンや(バルテリ)ボッタスが、もっとも頻繁にサイドミラーで目にするドライバーといえば、(マックス)フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だ。(シャルル)ルクレール(フェラーリ)の才能は顕著だが、彼の真価が発揮されるには、あと数年が必要だろう」

かつてフェラーリに所属したアロンソは同チームが抱える問題について、F1グリッドに着くどのチームと比較しても深刻度は「異次元」だと、次のように語る。

「問題は、競争面のマネージメント、企業としての社風、政治、そして船頭の多さだ」とするアロンソ。「他チームは、10年か15年もすればF1を去ってしまう。フェラーリは、そういう訳にはいかない。」

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