2021年F1第2戦として4月18日にイモラ(イタリア)で開催が予定される、エミリア・ロマーニャGP。大会の地元エミリア・ロマーニャ州のステファノ・ボナッチーニ知事は、良くて「限定された」数の観客を受け入れるか、あるいは無観客レースを覚悟している。
もともと中国GPがカレンダーに組み込まれていたところ、同レースがキャンセルされたため代わりに開かれることになったのがイモラだ。
「われわれは皆、レース開催日までには一般客を観戦スタンドに入れられるよう願っている。それがたとえ限定された形でもね」と28日(木)に語ったボナッチーニ知事。
また彼は、大会の正式名称を「grand prix of Made in Italy and Emilia-Romagna(メイド・イン・イタリー&エミリア・ロマーニャGP)」とすると明らかにした。
そのイモラのタンブレロ・コーナーのイン側にある公園の遊歩道に寂しげにたたずむアイルトン・セナの銅像の前には、世界中のファンが訪れてはメッセージを残している。1960年生まれのセナが生きていたら、2021年3月21日で61歳。F1が開催される4月にはセナを敬愛するドライバーや関係者たちがここを訪れることだろう。