2021年、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が7度のF1世界王者ルイス・ハミルトンを破るのは、「無理だ」。
これは、ベネトン(現アルピーヌ)、フェラーリ、マクラーレンで一世を風びした元F1ドライバー、ゲルハルト・ベルガーの意見である。
いまもメルセデスとの契約が未更改のハミルトン。まだ2021年のチームメートが誰になるか分からないことを前提にボッタスは今週、メルセデスに乗るもうひとりの選手を「倒すことが目標」と抱負を語った。
いっぽうベルガーは、『f1-insider.com』にこう話す。
「とてつもない速さと才能に加え、いまのルイス(ハミルトン)には抱負な経験がある」
「バルテリ・ボッタスは決して遅いドライバーではないが、結局、彼を含む大抵のドライバーでは、ハミルトンの相手にならないね」
ベルガーは現在、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の運営を取り仕切っている。同シリーズは、新たなシーズンに向けて大幅な技術変更が施されたところだ。
1997年のF1王者ジャック・ビルヌーブ(カナダ)は、これに関心を寄せるひとり。なんと参戦も視野に、「(DTMは)ドライバーにとってF1の次に魅力的なシリーズ」と話す。
これに呼応してベルガーは、次のようにコメントした。
「ジャック(ビルヌーブ)ならDTMのコンセプトにぴったりだ。だが、詰まるところ問題は、資金さ。みんなスポンサー探しに必死だよ」