難航していると伝えられているメルセデスとルイス・ハミルトンの契約交渉だが、ドイツのテレビ局でF1担当記者を務める人物は両者の契約はあと“数日”のうちにまとまるだろうと予想している。
最近の報道によれば、2020年にミハエル・シューマッハと並ぶ通算7回目のF1ドライバーズタイトル獲得を達成したハミルトンが求める条件とメルセデスが提示している条件がかけ離れていることから両者がいつ合意に達するのか全く読めない状態だとも言われている。
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、最終的に決着がつくのはバーレーンになるかもしれないと認めたと報じられている。
バーレーンでは3月12日から14日にかけて2021年F1公式シーズン前テストが行われることになっており、その翌々週には今年のF1開幕戦バーレーンGP決勝(3月28日決勝)が行われる予定となっているが、ヴォルフはそこまで契約交渉が長引く可能性も示唆しているわけだ。
しかし、ドイツのテレビ局『RTL』及び『n-tv』でF1特派員を務めるフィーリクス・ゴーナーは、実際には1月中に決着がつくことになるだろうと次のように述べている。
「今後数日で問題は解決されるだろう」
「両者はどちらも一緒にやりたいと思っているし、ハミルトンは8回目のF1タイトル獲得を望んでいる。だから、契約は1月中にまとまるだろう」
ゴーナーは、一部でうわさされているようにメルセデスとハミルトンの契約が最終的にまとまらず、ハミルトンが引退を選ぶ可能性は「ゼロ」だと主張している。