アルピーヌの新CEO就任が発表されたばかりのローラン・ロッシが、2022年はアルピーヌが常に表彰台争いに絡んでいけるようにしたいと語った。
今年からアルピーヌと名称が変わるルノーだが、それをひとつの契機とするように組織の大幅な見直しも行われている。ルノーのF1プロジェクトを率いてきたマネジングディレクターのシリル・アビテブールがルノーを去ることが決まり、新生アルピーヌのCEOにはこれまでF1とはほとんど接点がなかったロッシが就任することになった。
さらに、まだ正式発表はないものの、MotoGPのスズキチームを率いていたダビデ・ブリビオもアルピーヌの重要な地位に就くことになると考えられている。
こうした中、ロッシは2021年は「我々にとって、そして全員にとって移行のための年だ」と語り、本当の意味での変化が訪れるのは新たな技術レギュレーションが導入される2022年になるだろうと次のように付け加えている。
「2022年にはコンスタントに表彰台に上りたいと思っている」
とは言うものの、2020年シーズンにはエステバン・オコンとダニエル・リカルド(2022年はマクラーレンへ移籍)の2人で3回表彰台に上ったルノーだけに、3年ぶりのF1復帰となるフェルナンド・アロンソを迎えるアルピーヌとしては2021年シーズンにも昨年以上の結果を残したいのが本音だろう。