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マックス・フェルスタッペン「今のF1マシンでオーバーテイクするのは基本的に不可能」

2021年01月15日(金)18:49 pm

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、サーキットでライバルマシンを追い抜こうとしても現在のF1マシンでは「基本的に不可能」だと語った。

近代F1マシンは以前に比べてコース上でのオーバーテイクが難しくなったと言われているが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』と『Auto Bild(アウト・ビルト)』が報じたところによれば、2020年シーズンはそれまでに比べてレース中のオーバーテイクがさらに減少していたようだ。

それによれば、2018年には1レースあたり平均32.6回、2019年には38.9回のオーバーテイクが発生していたものの、2020年にはそれが31.4回にまで減っていたという。

この件に関して質問されたフェルスタッペンは次のように答えた。

「本当の問題が何なのかは誰でも知っていることだよ。今のマシンは基本的にオーバーテイクすることは不可能なんだ。少なくとも、僕たちがレースをするほとんどのサーキットではね」

「ほとんどのドライバーたちがいつも1回ストップ戦略を選択するのはそれが理由だよ」

23歳のフェルスタッペンはさらに、ドライバーたちは単にアタックすればよいわけではなく、タイヤをいたわることや燃費を気にしなくてはならないという側面もあるのだと続け、次のように付け加えた。

「僕としては、マシンの重量を削減すれば、そうした状況も改善されるはずだと思っているけれどね」

しかし、フェルスタッペンの意に反し、2022年に導入される新技術レギュレーションではF1マシンの最低重量はさらに増すことになっている。その新レギュレーションに則ったF1マシンは今よりも数秒遅くなる可能性もあると言われているが、その一方で果たしてファンが熱狂するようなコース上でのオーバーテイクシーンが増えることになるのかどうかについては2022年シーズンが始まってみないと分からないというのが現実だろう。

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