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F1開幕戦オーストラリアGPが開催延期を余儀なくされた理由は?

2021年01月13日(水)17:30 pm

3月19日(金)から21日(日)にかけてメルボルンで開催される予定だった2021年F1開幕戦オーストラリアGPは新型コロナウイルスの影響により11月に日程が変更されることになった。これにより、今年はバーレーンGP(3月28日決勝)がシーズン開幕戦となる。

オーストラリアGPが当初の計画通り3月に開催できなくなったのは、現在メルボルンが所属するビクトリア州が海外からの渡航者に14日間の隔離期間を義務づけていることが大きなネックとなったのは間違いないようだ。

しかし、同じメルボルンで行われるテニスの全豪オープンは開幕を当初の予定より遅らせはするものの2月8日(月)から21日(日)までの期間で開催されることになっている。

ビクトリア州のスポーツ担当大臣を務めるマーティン・パクラは全豪オープンの場合は大会関係者全員がホテルにおいて14日間の隔離期間を過ごすことが可能なものの、F1グランプリの規模はあらゆる意味でテニスとは比較にならないほど大きく、現時点での隔離対策に対応することは不可能だったのだと次のように説明している。

「テニスはそうすることができたが、F1はそうはいかなかった」

「(F1は)非常に巨大なビジネスであり、組織も輸送面も大がかりだ。それゆえ厳格な隔離が求められる状況のもとで新たなシーズンを迎えるために直面する問題を調整するのは不可能だったんだ」

「彼ら(テニス)はそうする用意ができていた。そして私はF1が置かれている環境はそれとは違うことを受け入れている」

そう語ったパクラ氏は次のように付け加えた。

「これが永遠に続くことはない。2022年には我々の伝統的な開幕イベントを再び開催したいと思っている」

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