2020年限りでハースのシートを失い2021年はアメリカに渡るケビン・マグヌッセンだが、2022年には再びヨーロッパに戻ってくる可能性がありそうだ。
2017年から在籍していたハースのシートを失った28歳のデンマーク人ドライバーであるマグヌッセンは、今年はチップ・ガナッシ・レーシングのドライバーとしてアメリカのIMSA(国際モータースポーツ協会)が統括するシリーズに参戦することになっており、現在1月28日(木)から31日(日)にかけて行われるデイトナ24時間レースに備えているところだ。
だが、フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』が報じたところによれば、2022年にはマグヌッセンが再び戦いの場をヨーロッパに移し、ル・マン24時間レースで有名なWEC(世界耐久選手権)に参戦する可能性があるようだ。
『Auto Hebdo(オト・エブド)』は、マグヌッセンはWECに今年新たに設けられるハイパーカークラスに2022年からエントリーする計画をしているプジョーに加わる可能性があるとしており、チームメートにはやはり元F1ドライバーであるジャン-エリック・ベルニュやポール・ディ・レスタの名前が挙げられているという。
マグヌッセンもどうやらWEC参戦をかなり前向きに考えているようだ。
「2021年シーズンの後、どうするか考える必要があるね。アメリカに留まりたいと思うのか、あるいはヨーロッパへ戻りたいと思うのかをね」
母国デンマークの『BT』紙にそう語ったマグヌッセンは次のように付け加えた。
「ル・マン(WEC)ではワクワクするようなことが起きているし、新たなファクトリーチームが参戦するといううわさがたくさんあるからね」