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角田裕毅はミック・シューマッハとは「レベルが違う」とF2チームオーナー

2020年12月18日(金)18:30 pm

角田裕毅が2020年に所属したカーリン・モータースポーツのオーナーが、2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを飾ることになった角田は同じくハースでF1デビューするミック・シューマッハなどとは「レベルが違う」と語った。

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今年がF2初挑戦だった角田は最終的にランキング3位でシーズンを終え、来年には2014年まで活躍していた小林可夢偉以来7年ぶりの日本人F1ドライバーとしてグリッドに並ぶことになっている。

2020年のF2選手権を制したのは2年目のシーズンだったミック・シューマッハだった。21歳のミックは7度F1王者となったミハエル・シューマッハの息子だけにF1界きってのサラブレッドだと言えるだろう。

だが、イギリスの『Express(エクスプレス)』のアンディ・ウィルソン記者によれば、角田が所属していたカーリンのオーナー兼チームマネジャーであるトレバー・カーリンが次のように語ったという。

「ミックはいい子だし、いいドライバーだと思う。だが裕毅はレベルが違うよ。私の意見だがね」

「彼(角田)はF2を卒業してF1に行く者の中ではずばぬけているよ」

ちなみに、今年のF2でランキング5位だったロシア人ドライバーのニキータ・マゼピンもミック・シューマッハとともにハースでF1デビューを飾ることになっており、2021年には3人のF2新卒ドライバーがF1に挑戦することになる。

「我々は非常に早い時点で彼の能力、彼の取り組み方、彼の労働倫理、それら全てが素晴らしいことが分かっていた」

角田に関してそう続けたカーリンは、角田がF1を面白くしてくれるだろうと次のように語っている。

「彼がこれほどすぐにF1に行けるのは素晴らしいことだと私は思っている」

「F1はマシンも人々も技術面も非常に複雑だから、私は彼に落ち着いて学ぶだけの時間がとれることを期待している」

「だが、もし彼に落ち着けるだけの時間が与えられれば、ものすごく素晴らしいことになると思っている。それはF1にとって本当にエキサイティングなものになるだろうね」

レッドブルのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコも「私から見れば、F2で最強だったのは彼だ。彼に起きた多くの(マシン)不具合さえなければ、彼が大差でチャンピオンになっていただろう」と語っており、角田に大きな期待を抱いているのは間違いない。

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