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フェルナンド・アロンソ「僕のスピードは失われてはいない」

2020年12月18日(金)5:16 am

2021年にアルピーヌと名称が変わる古巣ルノーF1チームから3年ぶりにF1復帰することになったフェルナンド・アロンソだが、39歳となった今も自分は身体的にも精神的にもトップレベルにあるとイタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』に次のように語った。

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「心理テストでは僕は2010年のときと同じ強さがあるという結果が出たよ」

「それに僕はかつてないほどに成熟していると思っている。僕は弱点を克服するために自分のドライビングを分析したし、僕のスピードは失われてはいないよ」

実際のところ、15日(火)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた“ヤングドライバーテスト”に参加したアロンソは、同じサーキットで3日前に行われた最終戦アブダビGP予選でルノーのダニエル・リカルドとエステバン・オコンがマークしたタイムをさらに縮めてみせることに成功している。

ルノーで2005年と2006年にF1タイトルを獲得した実績を持つアロンソは、2021年シーズンに向けて恐れはないのかと質問されると次のように答えている。

「僕が恐れていること? 23レースが盛り込まれたカレンダーだね。そうなると1年のうち休めるのは20日ほどになるからね」

また、2021年シーズン以降に活躍すると思う若手ドライバーの名前をあげるよう求められたアロンソは「難しい質問だね」と答えると、ジョークを交えながら次のように続けた。

「でも、(ジョージ)ラッセルのケースが一番興味深いね。100日ではなく、5日で彼は一番後ろではなく一番前を走ってみせたんだ。神との会話やチベットでの瞑想などは全くしなかったのにね」

「ただメルセデスに乗ればそれで十分だったんだ」

「だけど、もしハミルトンとボッタスのミラーに一番多く映る者が誰かと言えば、それはフェルスタッペンだ」

「ルクレールも素晴らしい才能の持ち主だけど、彼を本当に評価できるようになるまでにはあと2、3年かかるだろうね」

一方、2021年に向けての個人的目標について尋ねられたアロンソは、「4回以上」表彰台に上ることだと答えている。つまり、2020年にリカルドとオコンが2人で獲得した合計3回の表彰台獲得数を上回りたいということのようだ。

一方、アロンソは2021年もハミルトンが史上最多となる通算8回目のF1タイトルを獲得するだろうと予想している。

「彼ら(メルセデス)がまた2021年も勝つだろう。レッドブルが2位を争うことになるだろうし、どこが3位になるのかはまだ分からない」

「本当の変化が訪れるのは2022年だ。だけどF1が大きく変わることはないだろうね」

「同じ人たちが同じルールのもとでやっている。2年前に強かったところが今日も強いんだ」

「僕に関してはちょっと違うよ。僕は新たな挑戦に臨みたかったし、そうするだけの時間があった。そして僕の精神と身体は改善されてきたと思っている」

そう語ったアロンソは次のように付け加えた。

「僕が自分自身に対して求めることに関しては以前よりも寛大になっているよ」

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