先週末にヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1最終戦アブダビGPではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンで今季初勝利をあげた。
●【決勝レース結果】F1第17戦アブダビGP 決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
決勝ではスタートからフィニッシュまで終始レースをリードし、まったく危なげなく独走で2020年の初勝利をあげたフェルスタッペンだが、伝えられるところによればこのレースでメルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのマシンに搭載されていたエンジンには信頼性が懸念されたことからパワーを控えめにするセッティングが施されていたのだという。
F1関係者の中には、フェルスタッペンとレッドブル・ホンダが勝てたのはその影響もあったのではないかと考えている者もいるようだ。
元F1ドライバーのJ.J.レートはこの件に関して母国フィンランドの『Iltalehti(イルタレティ)』に次のように語っている。
「メルセデスはライバルたちにちょっとしたクリスマスプレゼントを贈っていたんじゃないかと思うよ」
しかし、同じフィンランド出身ドライバーであり、そのレースを2位で終えたバルテリ・ボッタスはレース後に次のように語った。
「正直に言って、エンジンパワーが弱められていたとは感じなかったよ」