NEXT...F1開催スケジュール

アルファタウリの2021年ドライバーラインアップはすでに決まっているとダニール・クビアト

2020年12月11日(金)18:01 pm

2020年のF1シーズンも残すところ今週末の最終戦アブダビGP(13日決勝)を残すだけとなったが、現時点では2021年に向けてまだ3つのシートに座るドライバーが正式に確定していない。

そのうちのひとつはチャンピオンチームのメルセデスであり、今季通算7回目のF1チャンピオンとなったルイス・ハミルトンがまだ2021年の正式契約を交わしていないため、公式にはまだ来季のドライバーラインアップが確定したとは言えない状況だ。

しかし、遅かれ早かれハミルトンとメルセデスが契約を交わすことは間違いないと考えられており、実際に流動性を残しているのはレッドブルのアレクサンダー・アルボンのシートと、アルファタウリのダニール・クビアトのシートの2つとなっている。

レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者であるヘルムート・マルコは最終戦アブダビGPが終わってから最終的にどうするかを判断するとしており、両チームの2021年のドライバーラインアップが発表されるのは早くても来週ということになりそうだ。

アルボンに関しては、その後任候補としてセルジオ・ペレス(レーシングポイント)やニコ・ヒュルケンベルグの名前があげられており、レッドブルが最終的にどういう判断をするのかは分からないというのが実情だろう。

だが、アルファタウリに関しては、今年のF2選手権をランキング3位で終えた日本人ドライバーの角田裕毅を2021年に起用することが既定路線となっていると考えられている。

こうした中、今年限りでアルファタウリのシートを失う可能性が高いと考えられているクビアトは次のように語った。

「すでに決まっていることを発表するのにどうしてこれほど時間をかけるのか分からないよ」

「僕は、言うならば事前の話し合いをすでに済ませているんだ。だからもうすぐ全てが明らかになるだろう。だけど、その質問はヘルムート・マルコに尋ねたほうがいいと思うよ」

2021年にF1デビューを飾ることがほぼ確実だと考えられている角田は、同じ日本人ドライバーの佐藤万璃音とともにアブダビGPの翌週にヤス・マリーナ・サーキットで行われるヤングドライバーテストにアルファタウリ・ホンダから参加することになっている。

一方、アルボンに関してはアブダビでどれだけのパフォーマンスを示すことができるかが2021年の残留に向けた最後のチャンスになると考えられている。

そして、もしもレッドブルがアルボンの続投を諦めた場合には、先週末にバーレーンで行われたサヒールGPでF1キャリア初優勝を果たしたペレスの起用に動く可能性が高いと考えられている。

アブダビでレーシングポイントのドライバーとしての最後のレースに臨むことになるメキシコ人ドライバーのペレスはレッドブルとの契約の可能性に関して次のように語っている。

「ヘルムート・マルコを含め、ほとんどのチームのボスたちがバーレーンでの僕の勝利に対しておめでとうと言ってくれたよ」

「チーム(レッドブル)は、アブダビ後に決定することになると言っている」

「それが具体的にいつになるのかという情報は持っていないよ。だけど、焦ってはいないんだ」

そう語ったペレスは次のように付け加えた。

「もうずっと待ち続けてきたんだ。だから、あと1週間か2週間待つのも問題ないよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック