ケビン・マグヌッセンは2021年シーズンを将来インディカー・シリーズに参戦するための足がかりとするつもりのようだ。
今季限りでハースのシートを失うデンマーク出身ドライバーのマグヌッセンだが、3日(木)に2021年はアメリカのIMSA(国際モータースポーツ協会)が統括するスポーツカー・レースにチップ・ガナッシ・レーシングから出走することが明らかとなった。
2021年の1月末に行われるデイトナ24時間レースが初レースとなるマグヌッセンはF1第16戦サヒールGP(6日決勝)を控えたバーレーンで次のように語った。
「また勝利することが可能なクルマで走るのを楽しみにしているよ」
チップ・ガナッシはインディカー・シリーズの名門チームとしても知られているが、2021年は将来インディカーに行くための準備期間としてとらえているのかと質問されたマグヌッセンは次のように答えた。
「将来どうなるかなんて分からないよ」
「僕は異なるレースカテゴリーで大きな成功を収めたチームと契約を結んだし、アメリカで自分のキャリアを継続できることをすごくうれしく思っている」
「僕の父(元F1ドライバーのヤン・マグヌッセン)もアメリカで20年にわたってレースをしてきているし、僕も父と一緒に多くのレースに行ったよ。僕はあの雰囲気やサーキットが大好きなんだ。だから僕のキャリアにおいて新たな章が始まるのを楽しみにしているよ」
これまでのキャリアのほとんどをフォーミュラカーのコックピットで過ごしてきたマグヌッセンにとって、やはり次の目標はアメリカの最高峰フォーミュラカー・シリーズであるインディカーだと見て間違いないだろう。