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セバスチャン・ベッテル「40歳になってもF1を続けるつもりはない」

2020年11月19日(木)18:15 pm

2021年にはアストンマーティン(現レーシングポイント)で走ることになっている33歳のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だが、このほど自分は40歳になってもF1を続けたいとは思わないと語った。

現時点での現役最年長F1ドライバーは41歳のキミ・ライコネン(アルファロメオ)だ。そのライコネンは2021年も現役を続行することが決まっており、来年の10月には42歳の現役F1ドライバーが誕生することになる。

しかし、先週末にイスタンブールで行われた2020年F1第14戦トルコGPで通算7回目のF1ドライバーズタイトル獲得を決めたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、自分はライコネンのように40歳になってもF1を続けているとは思わないと語っている。

そして、2010年から2013年にかけて4年連続でF1王者となった実績を持つベッテルもハミルトンと同じ考えを持っているようだ。

「僕は今33歳だ。あと3年はサーキットで走るつもりだけど、40歳になってもレースをしたいとは全然思わないよ」

母国ドイツの『Die Zeit(ディー・ツァイト)』にそう語ったベッテルは次のように付け加えた。

「だから、実際のところ、僕にはF1であと3年から7年が残されていることになるね」

フェラーリで走るのも残すところあと3レースとなったベッテルだが、今年はチームメートのシャルル・ルクレールのペースについていくことができず、自信を失いかけたこともあると認めている。

「今年のシーズンはものすごく困難だったし、自分の能力に疑いを持ったことさえあるよ」

そう語ったベッテルは次のように付け加えた。

「今シーズンはうまくいかなかったし、チームとの関係もよくはなかった。(チームとの)恋愛関係は終わってしまったけれど、僕にはまだやる気はあるよ」

だが、ベッテルの言う「やる気」はフェラーリでの話ではなく、2021年からスタートするアストンマーティンでの新たなプロジェクトに向けてのもののようだ。

「僕はまだ(2020年の)残りのレースに向けても大きな期待をしているよ。だけど、アストンマーティンとの新しいプロジェクトには大きな可能性があると思っているんだ」

ベッテルはそう語ると次のように付け加えた。

「すぐにいい結果を出すことはできないだろう。だけど、きっと全く異なる気持ちと、チームの成長を助けるという新たな目標を持てるはずだと思っているよ」

こうした中、2021年からベッテルの新しいボスとなるオットマー・サフナウアー(レーシングポイント/チーム代表)は、アストンマーティンと名称を変えるチームはベッテルを迎えることを楽しみにしているとドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。

「彼の方法論、彼の手順、彼の技術、それら全てを知りたいと思っている」

「我々はすでに90パーセントのところにまでは来ていると考えている。だが、残りの10パーセントが我々を全く新たなレベルへと導くことになるだろう」

そう語ったサフナウアーだが、実際にベッテルと一緒に仕事ができるようになるまではもう少し待つしかないだろうと次のように付け加えた。

「1月が来るまでは彼はまだフェラーリの契約下にある。そして我々も少し早く彼を我々のところに来させてもらえるよう頼んだりはしていないんだ」

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