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【レッドブル】アルボンの最終評価は今季のF1最終戦後

2020年11月19日(木)17:04 pm

レッドブルのドライバープログラム責任者であるヘルムート・マルコが、依然としてアレクサンダー・アルボンが2021年もマックス・フェルスタッペンのチームメートを務める可能性があることを示唆した。

イギリス生まれのタイ人ドライバーであるアルボンは今季レッドブルのフルタイムドライバーとして2年目のF1シーズンを送っている。だが、ここまでのところチームメートのフェルスタッペンとの差は大きく、2021年もシートを確保するのは難しいのではないかとの見方が強くなってきている。

マルコはこれまで一貫してアルボンを擁護し続けてきているものの、先週末にイスタンブールで行われたF1トルコGPでもいいところでスピンを喫してしまったことに関して「表彰台を投げ捨ててしまった」と厳しいコメントを行っている。

「2人のドライバーはいずれもタイヤを酷使し過ぎてしまったが、その一方でハミルトン(メルセデス)やペレス(レーシングポイント)のような古株はタイヤをうまく生かしていた」

テレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』にそう語ったマルコは次のように付け加えた。

「我々の若い紳士たちにとっては最善の日ではなかったよ」

こうした中、フェルスタッペンと同じオランダ出身の元F1ドライバーであるクリスチャン・アルバースは、アルボンが今年限りでレッドブルのシートを失うのは間違いないと考えている。

かつてミナルディやMF1レーシングで活躍したアルバースは母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。

「もはや彼の状況は救いようがないよ」

「フェルスタッペンには開発や戦略、そしてデータ収集を助けてくれるもっと速いチームメートが必要だ」

もしレッドブルが2021年にアルボンを起用することを断念した場合には、今季限りでレーシングポイントのシートを失うことが確定しているセルジオ・ペレスや、2019年までルノーに所属していたニコ・ヒュルケンベルグのいずれかがそのシートを手にすることになると考えられている。

だが、マルコはその決断をするのは今季のレースが全て終わってからだと次のように続けた。

「いつも言ってきたように、評価するのはアブダビ(最終戦/12月13日決勝)の後だ」

「彼(アルボン)はスピンするまでは比較的いいレースをしていた。だが、我々はシーズンが終わるまで全体の状況を判断しているところだ。中間で判断はしないよ」

一方、フェルスタッペンに関してはトルコGP決勝での走りがあまりにも強引過ぎ、そのためにミスを犯したのだという批判的なコメントが多い。

だが、アルバースはそれに関して次のように語っている。

「解説者やジャーナリストたちには何かを語る必要があるのは理解している。だが、ドライバーはチームからストップをかけられるまでは常に戦わなくてはならないんだ」

「我々はマックスが常にトライしていることに満足すべきだよ。マイケル・ジョーダン(NBAで活躍した元バスケットボール選手)でさえ3ポイントシュートをミスしたこともあっただろう?」

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