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F1トルコGP3位のベッテル、チーム代表が現場にいない方がいい?

2020年11月17日(火)5:01 am

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、自分が現場にいなかったにもかかわらずF1トルコGPでフェラーリがいい結果を残すことができて満足だと語った。

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2019年1月にフェラーリのチーム代表に就任したビノットだが、それ以来レースには欠かさず顔を出し、現場で指揮を執り続けてきていた。

だが、ビノットはフェラーリでは2021年に向けて現在の弱点を克服することが非常に重要であることから、今後は自分がサーキットに行かず、マラネロにあるファクトリーでの開発業務により注力していくことになるとしている。

そして、ビノットは先週末にイスタンブールで開催されたトルコGPには姿を見せず、スポーティングディレクターを務めるローラン・メキーが現場での指揮を執っていた。

そのトルコGP決勝ではフェラーリ勢が久々に2台そろって上位を走行。だが、最終ラップで3番手に位置していたシャルル・ルクレールがセルジオ・ペレス(レーシングポイント)をオーバーテイクしようとしてミスを犯してしまい、その間にセバスチャン・ベッテルがルクレールの前に出て3位表彰台を獲得するという展開となった。

2019年の第18戦メキシコGP以来久々に表彰台に上ったベッテルはレース後に笑いながら次のように語った。

「彼ら(フェラーリ)はもっとたびたびマッティアを家に残しておけるんじゃないかな? もちろん冗談だよ」

こうした中、ビノットはトルコGP決勝後にテレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に次のように語った。

「全体的に、金曜、土曜の朝、そして今日と競争力のあるフェラーリを目にした。これが今週末において最も重要な点なんだ」

「最近の数レースではシーズン開幕当初よりもクルマの競争力が上がってきており、我々が開発において正しい方向に進んでいることが示されている」

「我々は2021年に焦点を合わせているが、これらは勇気づけられる兆候だ」

「だから、もしもサーキットにいないことを申し訳なく思っているかと尋ねられれば、答えはノーだ」

「とりわけ、最も困難な時には私が現場にいなければならない。だから、トルコには行かないと決めたんだ。あと数レースを残す段階でクルマはすでに改善しつつあったからね」

「今回の結果には満足だし、バーレーン(第15戦及び第16戦)にも私は行かないだろうと思うよ」

一方、ベッテルに関しては験担ぎをするタイプのドライバーだと考えられている。それゆえ今後もビノットが現場に来ないことを冗談ではなく本気で願っているのではないかと想像している者もいるようだ。

だが、ベッテルはそうした見方に対して次のように反論した。

「僕はそういうことは全く信じてなどいないよ」

「我々のところには週末にさまざまな異なる仕事に対応する非常に多くの人たちがいる。結局のところ、そうやって週末全体が形作られているんだ」

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