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【ハースF1】2021年のドライバーラインアップ発表はもう少し先に

2020年11月15日(日)11:35 am

ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーがまだ2021年のドライバーラインアップを発表できる段階ではないと語った。

実際のところ、ハースが2021年にミック・シューマッハとニキータ・マゼピンという2人のルーキードライバーと契約することは公然の秘密だと考えられている。

だが、シュタイナーはまだ2021年のラインアップを発表できる段階ではないと次のように語った。

「進展はあったが、まだそれを発表できる状況にはないんだ。それに、これまでも言ってきたように我々としては急ぐ必要はないんだ。もう空きシートはそれほど残っていないしね」

2016年からF1で戦っているハースだが、参戦に向けてフェラーリと技術提携契約を結び、多くの技術的サポートを受けてきたことで知られている。

ミック・シューマッハの父親はもちろん7度F1王者となった伝説的ドライバーのミハエル・シューマッハだ。そのミハエル・シューマッハの弟であり、自身も元F1ドライバーであるラルフ・シューマッハは、ミック・シューマッハがハースに加入することでハースとフェラーリの関係がさらに強化されるのは間違いないと考えている。

ミック・シューマッハはフェラーリのドライバー育成プログラムとして知られるアカデミーのメンバーであり、フェラーリの契約下にあるドライバーだ。

「フェラーリは来年にはエンジン問題を解決できるだろうし、それはミックにとってもいいことだ」

母国のテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』にそう語ったラルフ・シューマッハは次のように続けた。

「ミックにとってはいい最初のチームになると思う。フェラーリが彼ら(ハース)ともっと密接に仕事をするようになるだけにね。メルセデスはレーシングポイントでそれを行ったし、レッドブルもアルファタウリに大きなパフォーマンスを与えている」

「フェラーリもミックがいるチームを速くしようとするだろう。彼らはハースにさらに金を注ぎ込み、開発を促進していくはずだよ」

ミック・シューマッハもニキータ・マゼピンも今季はF2選手権に参戦しており、現時点ではミックがランキングトップ、マゼピンはランキング6番手に位置している。

F1昇格に必要なスーパーライセンスを取得するためのポイントは最終ランキングによって決定されることから、実際のところスーパーライセンス取得が確実になるまでは正式発表することができないという側面もある。

アルファタウリからF1デビューの可能性があると言われている角田裕毅も含め、うわさされている若手ドライバーたちの2021年に向けた去就が明らかとなるのはバーレーンで行われるラウンド11(27~29日)もしくはラウンド12(12月4~6日)の結果によって最終順位が確定してからのことになりそうだ。

一方、2020年限りでハースのシートを失うことが確定しているケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンのF1キャリアが終わりを告げるのはほぼ間違いないと考えられており、最新の情報によれば2人ともにインディカーへの転籍を視野に入れていると考えられている。

「多額のスポンサー資金を捻出できなければ僕がF1を続けることはできなさそうだ。そして僕にはそれ(資金)を見つけることはできない」

F1トルコGPが開催されるイスタンブールで12日(木)にそう語ったマグヌッセンは次のように付け加えた。

「インディカーも難しそうだよ。もうすでに時期が遅いし、多くのチームはこの危機(新型コロナウイルス)の前と同じような資金を持っているわけではないからね」

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