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【FP1レポート】レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが“氷上ドライブ”で最速!/F1第14戦トルコGP

2020年11月13日(金)19:15 pm

2011年以来の復活となるF1第14戦トルコGP(イスタンブール・パーク)が13日(金)に開幕し、フリー走行1回目でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。

●【FP1結果】F1第14戦トルコGP フリー走行1回目のタイム差、周回数

走り出したばかりのフェルスタッペンは「氷上でのドライブみたいなもんだよ」と無線で笑いながら語った。

新型コロナウイルスの影響により急遽設定されたグランプリの1つがこのトルコGPだ。2011年以来の開催ということもあり、多くのドライバーがそのチャレンジを楽しみにしていた。しかし、予想していなかったのは数週間前に再舗装されたばかりの非常に滑りやすく、路面はオイルでヌルヌルしてテカっていた。さらにピレリは最も硬いタイヤコンパウンドを持ち込んだこともあり、序盤はどのマシンもストレートですらアクセル全開にできないほどだった。

序盤、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムをマークしたが、予想ラップタイムより20秒も遅い状態だった。各ドライバーはステアリングを左右に激しく動かしながらなんとかマシンをコース上に留め、アクセルは恐る恐るゆっくりと踏み込んでいる状態で、まるで雪道をノーマルタイヤで走っているかのようだった。実際に多くのドライバーがコースアウトやスピンをしており、その中にはルイス・ハミルトン(メルセデス)やボッタスも含まれる。

開始早々に赤旗が出されたが、これはシャルル・ルクレール(フェラーリ)がボラードを倒してしまったためだった。この修復作業のためしばらく中断となった。初めて走るドライバーも多く、データも少ないこともあり、セッション再開後は各ドライバーとも積極的に走行していた。

フェルスタッペンがボッタスを抜いてトップに出ると、フェラーリ勢は3番手と4番手で続いており、フェラーリはこれまでのような悪いバランスではなさそうだ。

カルロス・サインツ(マクラーレン)にはフラストレーションが溜まるセッションとなった。チームは無線で「PUをチェックしたいからピットに戻って」とガレージへと呼び戻した。電気系統の小さな問題が起こったようだった。その後、コース上に戻ったサインツだったが、残念ながらコース脇にマシンを止めてしまった。

残り15分、タイムが一気に上がり始めると、フェラーリ勢がトップに躍り出る。久々の光景だ。ルクレールはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)より0.1秒前に出た。

その後、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)がファステストラップでトップに出たが、30秒後にはフェルスタッペンが塗り替え、レッドブル・ホンダがワンツー体制となる。

ルクレールは3番手をキープしたが、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がベッテルのタイムを上回り4番手へ浮上。トップから5番手ベッテルまでは0.543秒差という接戦だった。そのすぐ後ろの6番手にはダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)が続いたが、トップから1.661秒差というタイム差だった。

コンストラクターズ・チャンピオンを決めたばかりのメルセデスは、ボッタスが9番手、ハミルトンは15番手で、アタックラップタイムは残さなかった。

●【ハイライト動画:FP1】ホンダF1、滑りやすい路面でトップ6に4台/F1第14戦トルコGP

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